Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

2004-01-01から1年間の記事一覧

索引 2004年12月

<Mens sana in corpore sano> [ 数学・自然科学 ] / 2004-12-31 伝承「ワイン飲み競争」の絵 [ 歴史・時事 ] / 2004-12-30 コールタールピッチ [ 歴史・時事 ] / 2004-12-29 COM8, TB1 グリュエール/La Gruyere [ 料理 ] / 2004-12-28 COM6, TB0 アウトバーンでの予知力 [ テクニック ] </mens>…

Mens sana in corpore sano

アンチエージングの書「デア・メガマン」は、前回の内分泌系に続いて、今回は昨今の脳神経学の研究成果から。ローマ人の詩「健全なる精神は健全なる身体に宿る。」を導く。先ずこの真意が十分に理解されていないとして、インプット・プロセス・アウトプット…

伝承「ワイン飲み競争」の絵

2004 03/31 編集 この町には、「ワイン飲み競争」の絵が伝わる。その原画は、役所ロビーに飾られている。それを模写して首だけをすりかえた大きな絵が、あるレストランの壁一面を占める。後方の分厚い壁の窓から日が差し込む板張り床の室内の様子が描かれて…

コールタールピッチ

南チロルでは、一月一日以降喫煙場所が隔離され空気清浄装置が無い限り飲食店では全面禁煙になるらしい。アイルランドとノルウェイに続く処置のようである。喫煙家ではないので一向に構わないどころか、いままで折角の食事と酒でも煙のために悪酔いをさせら…

グリュエール/La Gruyere

2004 03/27 編集 旅行先での好印象を何時までも残す食事は少ない。それでも、料理の内容は兎も角、延べ500回以上のスイスでの食事で再び訪れたいレストランがいくつかある。ベルンからモントルーを目指し、高速道路から左の谷へと入っていく。そのグリュエー…

アウトバーンでの予知力

自動車の自動走行システムについて再三伝えられて久しい。例えばシュトゥットガルトのシステムなども着々と完成へと向かっている。アウトバーンの両脇に無線信号灯を設置して運転手は居眠りしながらも目的地に安全に付くシステムが考案されている。前後の車…

ワイン醸造蔵での問答

風邪熱に震えつつ小雪舞う中を、約束通り醸造蔵へ向った。ブルーの作業着に身を包んだマイスターは、厚いコートに襟巻きをして厚着をした私をケルターハウスへと案内した。摘み取られた葡萄は全てここに集められ、大抵は其の日の内にゴムチューブで押さえつ…

イヴの風景

家に居ながらも様々なクリスマス風景を楽しめる。TVを点けたままにしておくのはオリンピック以来久しぶりだ。既にザールランドでの祭典の中継が始まっていた。零時の法王のミサのヴァチカンからの中継でクライマックスを迎える。そして翌25日の夜にかけて予…

風邪熱の民間療法

クリスマスイヴを控えて風邪熱が引かないとき、試してみる価値のある民間療法を較べる。温かくして寝て汗を掻く等は余りに一般的なのでそれ以外で珍しいところを挙げる。 • 寝る前に熱い風呂に入る。 • 酢を使ったシップを脹脛に巻く。 • 湯煎したビールを飲…

古の象牙の笛

更新世(洪積世)後期、今から約35000年前の話である。旧石器後期、ウルム氷河期のシュヴェービィシェアルプ洞窟遺跡から発掘された笛のことである。余談ながら、ウルム氷河期は、近くのウルム市からではなくシュタルベルガーゼーのヴュルム川から名づけられ…

ハリース デューティー

残念ながら後を絶たない子供誘拐殺人鬼が、取り調べの警察を拷問で訴えた。ヘッセン州の地方裁判決は、副所長を執行猶予付きの有罪に処した。賛否両論あるにせよ一般の健全な市民感情を大きく揺さぶる。お楽しみ刑事ドラマでは、「口を割れば子供の命が助か…

レバー団子/Der Leberknoedel

2004 01/24 編集 レバーをすりつぶしたものを団子にしたものである。通常、蒸すか、切って炒めるか、スープに入れるかして食べる。玉ねぎ炒めか甘目のソースを添える事もあるがレバーなので味覚は苦みに傾く。という事は、スモークしたソーセージ類/geraeuch…

嬉しい贈り物

先週の疲れが出て久しぶりに熱を出したので、積極的に水分補給・排出するためにハーブティーを飲む。そしてこのような時こそワインコーディネイトの腕の見せ所である。スッキリ感と優しさでモーゼルの半辛口を開ける。食事はレバー団子を薄切りにして卵焼き…

バロッサ渓谷

オーストラリアのアデレイドの北、バロッサ渓谷からのワインが今日のキッチンワインである。元々この谷の大手は、近隣の地域からワインを集めて醸造しているようである。其のうちの古い名門は1840年頃に創業して、多くは六代目のオーナーと云う。今回の一本1…

発育・成長・老化の中で

医学的な考察をと言いたいが残念ながらその生物・医学の素地が無いのでカモミールティーを飲みながら適当にお茶を濁してみる。「男性医」の概念と免疫反応への考察、引いてはその自然治癒力の発想が面白くてアンチ・エージング書を借りてきて時々読んでいる…

アルペンスキー競技の乖離

恒例のスキーサーカスが今年も欧州各地を回わる。雪不足ゆえ、直前の開催地の変更なども十分に考えられる。何れにせよここ数年のカービンスキー技術の成熟でますますアクロバット化している印象がある。特に女子選手の死亡が相次ぐ傾向は、続いており危惧さ…

スイスの蒼い空の下で

初スキーをした。例年より一月ほど遅れた。理由は雪不足である。海抜2000メートルまでの景観は、春か秋かと見間違うほどに地表や枯れた草木が顔を出している。懸垂氷河も雪が乗っていないのでその構造が手に取るように分かる。其の氷河も年々温暖化で小さく…

スイススキー事情

2004 02/08&10 編集 スイスは言語地域毎にそれぞれの隣国境界地域と文化を分かつ。葡萄の種も同じく、その分多様である。各地域共通の特徴は、急傾斜地で収穫されるため量が少ない事、労働集約型で海外での競争力は皆無である事。因って、ドイツの赤ワイン以…

フィガロの耳寄りな話

ワイン街道筋の髪結い床へ行きました。そこでは流石に地方紙に載るか載らないかの耳寄りの話が何時も聞けます。しかしここのところは、「皆、冬眠している。」ということで特に目新しいことはなかったようです。 普通、耳寄りといえば情報です。耳年増と云え…

ドイツワイン三昧 第二話

2004年1月編集 名前 ブュッルクリン・ヴォルフ 場所 ヴァッヘンハイム 特記 現在の醸造親方は、代々当家に勤め四世代目である。ワイン栽培に適さないとされていた砂地の土壌で偉大な業績をあげる。ローマ人が栽培をはじめた粘土質の土壌を含めた独有数の名ワ…

我楽多のリースリング

高級リースリングワインを開ける。2002年の辛口なので、人間ならば成人したところと云えるだろうか。名門出の育ちの良さとその身に着けた躾と物腰が其の年齢よりも遥かに成熟を感じさせる。色と云い、香りと云い決して侮れない。其の色は、フィルンのア…

私に適ったガラテアちゃん

ギリシャ神話は、登場人物の名前だけで煩わしいがさらに其の多くが正体不明でなかなかそのお互いの人間模様?にまで理解は及ばない。そこで多くのルネッサンス以降の文学や芸術作品を通して少しでも神々に近づくことが出来る。それでも、羊飼いなど我々に親…

ケープタウンの白ワイン

今日の料理ワインは、南アフリカ共和国ケープタウン近くの白ワインである。チェニン・ブランという代表的な葡萄種である。2.99ユーロはキッチン用としての上限に近いが、ここドイツワイン街道では白ワインは赤ワインよりも随分と高価である。地元のワインを…

グローバリズムの領域侵犯の危険

ドイツの製品テスト機関が創立40年を迎えた。この組織は、消費者保護を目的に中立的なテスターとして1964年に連邦議会で承認された。雑誌の発売等による自主生計は絶えず試みられたが未だ嘗て其の目標には到達していない。それどころか近年、公的資金の援助…

麻痺に遠のく外界

エルベ川が北海へと流れ込む小さな港町である。襟巻きをして厚いコートを着て、宮殿とは名ばかりの赤レンガの公民館へと通じる小道を入って行った。この町の小さなクリスマス市が開かれている。お馴染みの屋台や遊具が、薄くそいだ木肌を引き詰めた地面に所…

北海の冬の干潟

大きなホテルの物寂れた駐車スペースで車を離れる。20メートル程先の浜へと真っ直ぐに視界が開けると、潮風が西風に乗って吹き付けてくる。それは飛沫が舞い上がったかと思うほどに塩が強く凝縮している。引き潮の干潟は遥かに続いて、海水は遠く見えない。…

市長ズミット博士の港から

ズミットは、低地ドイツ語でシュミット氏と同じ名前のようだ。書いてあるようにそのまま発音することもあれば名前の一般化をして後のように発音することもあるようだ。この濁った響きも低地ドイツ語の特徴かもしれない。勿論この名前は、オランダを越えてス…

聖ニコラウスとサンタクロース

今日は、聖ニコラウスの日である。東方教会などでは最も重要な聖人らしい。しかしニコラウスとサンタクロースの関係が甚だややこしい。共通しているのは、子供たちにご褒美を持ってきてくれることのようだ。前者の歴史的資料も錯綜している。後者の出所はハ…

ハーブティーのミックス

ライキョウのハーブティーとぺパーミントティーを混ぜると随分と親しみやすくなる。前者だけでは詰らない味で、後者だけでははっか味しかしないからだ。これは、この夏北チロルのオッツタールで一週間過ごした時に同行者の一人から教わった。彼は、東西分断…

デューラーの兎とボイスの兎

2004 08/11 編集 ヨゼフ・ボイスの兎を上手く使ったのが映画監督シュリンゲンジフの「ヴァーグナー・パルシファル」の新演出だ。ボイスの「金の兎と太陽」はちょくちょくと方々で目にする。東洋やインカにおける「月の兎」を髣髴させる。更に有名なのは、6…